新エネルギーの課題 太陽光発電2
新エネルギー(再生可能エネルギー)は、現在メインで使用している枯渇性資源由来のエネルギーとは違って永久になくならないエネルギーのことをいいます。
具体的には太陽光、風力、地熱、火力などの自然からエネルギーを作り出す手段です。
前回に引き続き、太陽光発電システムを導入するにあたっての問題点をご紹介します。
・農地は農業以外受け入れない傾向がある
日本には土地はあるけど畑でもなんでもない場所がたくさんあります。その空いている土地に太陽光発電システムを設ければ、と思っても農地法で太陽光発電システムの建設が認められないことがあります。農地法は農地と農業を守るための法律で、太陽光発電システムの設置場所が限られてしまいます。
・いつまで続くかわからない買取制度
電力の買取制度は将来的にどうなっていくか明確化されておりませんので、将来の見通しが立ちにくい状態です。
以前まではさらに太陽光発電の発電コストが大きいことが問題視されていました。しかし発電コストは現在値下がっており、今後も値下がっていく傾向です。ヨーロッパの見立てによると発電の条件にもよりますが、2020年頃には発電コストが低下し、火力発電と同程度にまで下がるのではと言われています。
火力発電は、少なくとも火を起こすためのガス代がかかります。その点太陽光は太陽さえ出ていれば降り注ぐエネルギーなので無料です。
火力発電と比べて燃料代がかからないので、太陽光発電で主にかかるコストはシステムの設置費用、土地代、メンテナンス費用でしょう。