新エネルギー計画 太陽光発電の歴史
新エネルギー計画では太陽光発電システムを扱っていますが、そもそも太陽光発電とはいつごろ生まれ、どのように変化してきたのでしょうか。今回は太陽光発電の歴史について触れたいと思います。
太陽光発電のように、ある物質に光を当てて電気が発生する現象は「光起電力効果」と呼ばれます。これが発見されたのは、1839年です。これより100年以上後、1954年には光起電力効果を利用し、太陽光で電力を得る太陽電池が発明されました。
現在では企業のみならず家庭においてもこの効果を利用した太陽光発電が当たり前に行われていますが、ここまでさらに50年以上の歳月が必要でした。
太陽光発電は、様々な研究者・開発者によって生まれた現代の技術といえます。
最初に太陽光発電の発明をしたのはアメリカです。1954年に発明をすると、50年以上かけて技術を向上し、周囲の環境なども変化させていきました。
1958年には太陽電池が世界で初めて実用化されています。当時は開発直後ということもあり非常に高価でした。家庭への普及はさらに後のこととなります。
1994年、日本で新エネルギー導入大綱が制定されました。これにより新エネルギーはもとより太陽光発電、さらに再生可能エネルギーそのものが多くの人に知られることとなりました。人々の太陽光発電への関心は高まります。
2007年には太陽光発電システムの設置数が飛躍的に増えました。家庭への普及も増え、一般的といえるほどポピュラーなシステムとなりました。
今後、国内海外問わず太陽光発電はさらに普及されるでしょう。パソコンのように一家に一台が当たり前の時代もそう遠くはないかもしれません。